爪を作る「爪母細胞」の部分(爪の根元の奥)を切開して、爪のサイドを縦に切り取って爪の幅を狭くする手術です。
病院ではこの方法をとるケースが多いです。
フェノール(和名:石炭酸)という腐食性の強い化学薬品(皮膚に付着すると薬傷を引き起こします)に、切り取った爪の奥の爪母細胞を浸して、化学的に細胞を破壊して、爪を生えてこなくする手術です。
伸びた爪の先に、2ヶ所穴を開けて、超弾性ワイヤーを通し、ワイヤーが真っ直ぐに戻ろうとする力を利用して巻き爪を矯正する方法です。病院での矯正はこの方法が多いようです。爪に穴をあけるため、爪が弱かったり、爪白癬(爪水虫)などで、爪がもろくなっている方、爪が短くて 爪先がネイルベット(爪の台になっている肉)から離れていない方はできません。また、爪の薄い方ですと、ワイヤーの力が強いので広がりすぎて 平らな爪になってしまうこともあります。見た目的にも、爪の先にワイヤーが串刺しになっていますので、夏場のサンダルはちょっと目立ちますね。
特に「切開法」や「フェノール法」は手術ですので、局部麻酔を施し、爪の根元を切除しますので痛みはしばらく残ります。
私の経験上、指先の麻酔はものすごく痛いです...。
人間の身体の再生力は強く、あんなに痛い思いをしたのに「また生えてきた」ということがよくあります。